Kyoto Bach Solisten Der Messias G.F.Handel HWV56 Deuscher Sprache 第1部 京都・バッハ・ゾリステン特別演奏会
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- Опубликовано: 24 дек 2024
- ごあいさつ
本日は、京都・バッハ・ゾリステン特別演奏会にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。
私たち京都・バッハ・ゾリステンと京都フィグラールコールは、コロナ禍の中でも創意工夫を行って演奏活動を続けて参りました。現在、コンサートそのものは、ほぼコロナ禍前の水準に戻りつつあります。しかし生演奏に足を運んでいただける方が少なくなっている状況も否定できません。また日本だけでなく、世界的に不安定な情勢が沢山あり、様々に深刻さを増しています。例えば夏の時期にはコンサートを開催できない程、暑さが厳しくなっていますし、自然災害による被害も桁違いです。そんな中でも音楽は必要不可欠なものと位置づけ、継続は力なりの思いで活動を続けて、今年で43年になりました。これも皆様の支えがあってこその賜物であり、感謝しかありません。
さて、今回はヘンデルの「メサイア」をドイツ語版でお届けいたします。初演後から、彼の生まれ故郷のドイツでは、大バッハの次男カール・フィリップ。エマヌエル・バッハがドイツ語で演奏しており、今日に至ってもドイツでは度々演奏されています。私たちは長くバッハを演奏してきた事もあり、一度はドイツ語のメサイアに挑戦したいという思いを温めておりました。ただ音楽的な問題として、音符と歌詞の繋がりが英語とは違うところを解決しなくてはなりませんでした。
なお本日の公演の副題は、自然災害でご苦労されている方々や戦争で悲惨な思いをされている方々に少しでも音楽の魂をお伝えできれば、という思いから「平和への祈り」とさせていただきました。
それでは抜粋無しで全曲をお届けいたします。
京都・バッハ・ゾリステン主宰
福永吉宏